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kosen10s LT #01 に参加してきたゾ

kosen10sは、2010年に高専に入学した高専出身のみんなで集まるコミュニティです。 昨日(2015/5/4)は、そんなkosen10sでLT会が開かれたので参加してきました。そこで発表した内容と感想を書き記しておきます。

EDIT (20150518): みんなの記事へのリンクを更新しました。

なお、公式の説明では

高専をついこの間卒業したイケてる人たちでLT会!

本イベントは2010年に高専に入学され、「順調であれば」つい先日本科を卒業された高専出身者で集まってLT会をするものです

という感じになってます。

まずはじめに、会場手配などを率先してやってくれたでなり君(id:denari01)やなっちゃん(id:marin72_com)をはじめとする皆さん、本当にありがとう&お疲れ様でした!

場所とか雰囲気とか

皇居のすぐ北、神保町駅から徒歩数分という驚くべき立地のTOKYO PRODUCERS HOUSEが会場でした。高専ベンチャーなどで大活躍中の弦本さんが最近購入したビルの中にあり、イベントスペースとしては設備・雰囲気・価格ともにいいかんじでした。反応を見るに、次回もここになりそうです。

準備

岡山の家を出てから会場前に到着するまで他のメンバーとやりとりしていなかったため、開始30分前には会場に一番乗り(?)しました…ていうか、来るの早すぎました。会場を貸して頂いたTOKYO PRODUCERS HOUSEの皆さんすみません…。

その後続々とやってきたあらや君・どぅーす~君・でなり君・同じ津山高専出身の92thunder他と合流し、ほぼオフ会ということもあって軽くあいさつ。会場にはネット環境がなかったのですが、どぅーす~君がWiMAXとルータでセットアップしてくれました。圧倒的・感謝。

もともと不足のない設備でしたが、いざ補う部分があればサッと対応できちゃうところ、さすが高専生という感じ。

自己紹介

イベントはTOKYO PRODUCERS HOUSEの早野さん・弦本さんからご挨拶を頂いて始まりました。自己紹介LTは各自早速濃いスライドが展開されてて笑いっぱなしw

アイカツVimHuman beings...は成り立っていると力説する人、会場に入ってから自己紹介スライドを作り始める人、Webベースの激クールなプレゼンを作った人などなど、それぞれの個性あふれる自己紹介となりました。

フリー発表

自己紹介のあとは有志のフリー発表の時間。お酒を交えつつ発表された全お題を紹介すると:

  • うなすけ: 「つくったもの」
  • puhitaku: 「ルータ遊びことはじめ」
  • どぅーす~: 「ICTトラブルシューティングコンテスト」
  • こるく: 「マイコンを使ってみよう」
  • Hayato OKUMOTO: 「FeliCaオートロックを作った話」
  • 92thunder: 「Sony Gr.に入って思ったこと」

(敬称略, 名前表記はTwitterより)

各自SlideShareに上げてくれたら順次貼ります。

うなすけ: 「つくったもの」

Macのパッケージ管理システムにHomebrewがありますが、これの欠点を補うために開発したソフトウェアの話。ていうか渋谷凛と前川みくのセリフをしゃべるプログラム(笑)

puhitaku: 「ルータ遊びことはじめ」

私の発表です。最近自称しだした「ルータ芸人」らしく、ルータ芸人としての活動()の中で得たノウハウを発表しました。

「そもそもルータ遊びってなんぞや」という方がほとんどだと思うので説明すると、ルータ遊びとは

無線ルータのファームウェアを上書きしてLinuxボードとして利用すること

を意味します(さっき考えた)。要は、ネットワークルータの中で自分の好きな処理が動けば超エキサイティングだよねということです。詳しくは、下のスライドをご覧ください。

ルータを使って毎朝ラジオ体操を流したり、ルータとUPSを組み合わせて停電時にアンビリカルケーブルが切断するなどのネタは思っていたよりもウケがよく、やっぱみんなこういう変な話題好きなんだなー高専生なんだなーと改めて実感しました。今後に乞うご期待。

どぅーす~: 「ICTトラブルシューティングコンテスト」

有志の学生が集まって開催されたICTトラブルシューティングコンテストで実際に使用されたネットワークの構造や、その解説が主でした。やっぱネットワーク屋さん本当にすごい。OSによって異なる動作を吸収するためにああしたこうした…という苦労の跡が見えました。

こるく: 「マイコンを使ってみよう」

Arduino…ではなく、Arduinoに載っているAVRマイコンの話。何の変哲もないプレゼンかとおもいきや、突如「データシートを読まなくても、内部の回路図を見れば動作がわかる」という驚きの内容に。久しぶりにデジタルゲートの回路図を真剣に見ました。kosen10sには少ないロボコン勢ということで、これからもこういった話題を期待。

Hayato OKUMOTO: 「FeliCaオートロックを作った話」

研究室の鍵が2本しかないのでFeliCaを利用して鍵を開けようというお話でした。私もplugicaをやってたんで、IDmといった用語を久しぶりに聞きました。RasPiでPaSoRi(SonyのPC用FeliCa/NFCリーダ)が使えるのは初めて知りました。実は同じようなことを私の研究室でもやろうかと思っていたのですが、さすが思い立ったその日に部品を発注する行動力だけあって先を越されました(笑)

92thunder: 「Sony Gr.に入って思ったこと」

SonyグループのSDNA社に入社した92thunderが、研修を通じて思ったことなどを語ってくれました。要は「Sonyすげー。」私達もSonyさんには尊敬の念が絶えませんが、92thunder曰くマジでヤバい技術者がいっぱいいるらしく、相当感銘を受けたそう。Linuxを採用した商品が多いなか、ソースコードを全部tarballで公開するなどGPLにもちゃんと従っていると聞きビックリしました。

所感

今回のLT会、めっちゃよかったです。本当に。箇条書きにすると、

Pros

  • 同い年だとわかっているのでとても話しやすい
  • 初回にもかかわらず全くグダらなかった
  • 発表のレベル・話題性は総じて高く、みんな食い入るように聴いていた
  • 立地が良い
  • お酒もあいまってボルテージが高かった

Cons

  • 自己紹介で結構な時間を消費した
    • 人数が増えたらもうちょっと時間を短めにしてもらう必要あり
  • フリーの発表で会話が少なかった
    • 発表のクオリティが高い背景もあるので一概に悪くはない
    • 話をするだけの時間も入れるとなおよし?時間の調節が必要か
  • 暑かった(笑)

という印象。目立つマイナスポイントは無く、むしろこんな会は今までなかったなーと満足です。次回も新しい話題を引っさげて参加します。

発表順シャッフルワンライナー

LTの発表順をシャッフルして欲しいとのことで各自RubyやらPythonやらで書いて持ち寄りました。私の書いたPython Ver.をワンライナーにしたのがこちら:

def o(l): return sorted(l, key=lambda _:random.random())

# l = ['A', 'B', 'C', 'D', 'E', 'F']
# o(l) = ['B', 'D', 'E', 'A', 'C', 'F']

その他の報告記事

なっちゃん: kosen10s LT 01最高だった! - なっちゃんのめもがき。

うなすけ君: #kosen10s LT 01に参加した | うなすけとあれこれ

でなり君: kosen10sLT#1 : 同年代高専出身を集めたLT会やってみた

あらや君: 長岡高専生がkosen10sLTに参加して感じたこと - TEch. RESERVoir

こるく君: LTに行ってきたよ #mastLT #kosen10s - こるくぼーど

なかむら君: kosen10'sLT #1に参加してきました | Nakamura-Ya

つづかみ君: マイペース飽き性